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災害から考える住宅の購入立地

 近年異常気象や天災により、多くの被害が報告されております。住宅を購入する時は、利便性や建物の間取り、価格などが重要ポイントにしがちですが、災害から建物、身を守るためにも一度購入検討予定の立地について考えてみましょう。

 

国交省のハザードマップを確認

国交省が公開しているハザードマップには、洪水による浸水深さ、地形から土砂災害の危険度、津波による浸水深さなどの情報がすべて見ることができる。また、行政(市町村など)が作成した個別のハザードマップも閲覧が可能です。

 

万が一災害が発生した場合の指定緊急避難所なども掲載されており、ぜひ把握しておきたい。

富山市の場合、神通川河川域の洪水による浸水、山間部の土砂災害に注意したい。

 

地盤の強さを見極める(地盤サポートマップ)

購入予定の立地地盤についても把握することは非常に重要です。新築住宅を建てる場合は、地盤の許容応力度が求められます。

 

地盤の長期に生ずる力に対する認容応力度(基礎を支える地盤の強さ) 基礎の構造
20kN/㎡未満 杭基礎
20kN/㎡以上30kN/㎡未満 杭基礎・ベタ基礎
30kN/㎡未満 杭基礎・ベタ基礎・布基礎

平成12年建設省告示1347号より

 

地盤の強さや液状化の恐れなどジャパンホームシールドがこれまで解析した地盤の評価結果を示した独自のデータです。設計時は地盤の許容応力度≧基礎の設計地耐力とする必要があり、地盤が弱い箇所では地盤改良や杭基礎などが必要となってきます。

一般の方が、土地を購入する場合に参考にしたいデータです。

 

 

この記事を書いた人

加賀谷 貴志(かがたに たかし)

 

【資格一覧】 

  • 二級建築士
  • JSHI公認ホームインスペクター
  • 既存住宅現況検査技術者
  • 耐震技術認定者

富山県を中心に住宅診断士(インスペクター)として活動しております。インスペクションの制度が世の中に広まるよう情報発信を行います。

【活動実績報告】

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