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中古住宅のインスペクションは普及するのか?

2018年4月に改訂宅建業法が施行されてインスペクションのあっせんが義務化されました。

1年以上が経過し、インスペクションの制度は普及しているのか調査してみました。

 

売主側でインスペクション実施率は?

大手検索サイトのアットホーム上で、富山県内の中古戸建の実施率を調べてみました。

掲載件数が849件中44件が実施されていました。

その実施率は5.18%と、やはり低い数字でした。

 

売主側でも、買主側でもインスペクションの実施義務はありませんが、インスペクション実施している当事者としても、まだまだ普及している状態とはいえません。

 

買主側でインスペクション実施率は?

欧米などでは、買主側でインスペクターを探して、インスペクションを実施することがほとんどです。では買主側で認知度、インスペクション実施率が上がったかというと、現状変化がありません。正直、認知度が高まっていない状態です。

 

半年後に国交省でアンケートを実施

改定宅建業法施行の半年後に国交省でインスペクションに関するアンケートを実施しています。

調査期間は、平成30年10月25日~11月16日

既存住宅状況調査技術者の所属する事業所に回答を依頼。

画像:国交省より

画像:国交省より

 

アンケート結果によると、全体のインスペクション実施件数は、約2倍に増加しています。その内訳は、媒介契約時に18%の方がインスペクション業者のあっせんを希望し、実際にインスペクションを実施した人は、売主が88%、買主が6%という結果でした。

 

最後に

住まいるオスカーでは、中古住宅売買時のサービスとして多くのメニューを用意しております。補助金のご相談も承ります。

ご利用希望の方は、メールにてお問合せください。

 

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この記事を書いた人

加賀谷 貴志(かがたに たかし)

 

【資格一覧】 

  • 二級建築士
  • JSHI公認ホームインスペクター
  • 既存住宅現況検査技術者
  • 耐震技術認定者

富山県を中心に住宅診断士(インスペクター)として活動しております。インスペクションの制度が世の中に広まるよう情報発信を行います。

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