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ホームインスペクションの流れを解説

 

前回の記事をまだ読んでいない方はこちらをご覧ください。

>ホームインスペクションとは

 

今回の記事では、実際にホームインスペクションを依頼したい方向けに、依頼~調査~報告書受取までの流れを解説していきます。

ホームインスペクターを検索する

 前回の記事でも紹介した、日本ホームインスペクターズ協会や、既存住宅状況調査技術者を検索し、過去の実績や対応エリアを調べてみましょう。

問い合わせ時に、事前情報をインスペクターへ伝えましょう。

 

  • 所有者
  • 物件住所
  • 物件区分(戸建・マンション)
  • 居住の状態(空き家・居住中・その他)
  • 築年数
  • 構造種別(木造・鉄骨造・RC造)
  • 建物図面の有無
  • 耐震基準を満たす書類の有無(確認申請書・検査済書・登記事項証明書等)
  • 床面積
  • 調査希望日
  • 調査当日のインフラ設備(水道・ガス・電気の使用)

 

 

ホームインスペクションの契約を事前に結ぶ

依頼する会社が決まったら、ホームインスペクションを行う前に、ホームインスペクターと委任契約を結びましょう。

 

契約書の重要チェックポイント

  • 業務報酬金額の確認(相場価格と比較)
  • 調査範囲の確認(小屋裏、床下、電気配管設備、外部内部建具の調査有無)
  • 調査報告書の有無(できればサンプルを確認)
  • 報告書の提出日
  • 支払い方法、期限
  • 契約不適合の責任(2020年民法改正)

ホームインスペクション検査当日

ホームインスペクション検査当日はは、依頼者も検査に立ち会いましょう。

中古住宅の場合は、売主・不動産業者に事前同意をもらい、どちらかに立ち会ってもらいましょう。

 

一般的な戸建住宅(45坪)で検査時間は、2時間~3時間ほどかかります。

実際自分でも写真撮影(売主・不動産業者の同意後)を情報を残しておきましょう。

 

検査終了後、ホームインスペクターより検査内容に関して、報告書の説明を受けます。

後日、写真付き調査報告書等を受け取る場合は、その場で日時を決めてしまいましょう。

 

 

 

調査報告書の例

今回は、建物状況調査報告書を例を掲載しておきます。

 

・建物調査の結果の概要

・部位別報告書

・写真付報告書

建物状況調査報告書サンプル
建物状況調査報告書サンプル
建物状況調査報告書サンプル

ホームインスペクションの流れまとめ

 

 一般的なホームインスペクションの流れをまとめると以下のような進め方が多いです。

ホームインスペクターによっては、流れが異なる場合がありますので、相談時に確認することをおすすめします。

  1. 事前相談
  2. サービス内容の説明
  3. 申し込み+図面の送付(メール)
  4. 建物調査
  5. 報告書作成
  6. 報告書説明+お支払い

最後に

住まいるオスカーでは、中古住宅売買時のサービスとして多くのメニューを用意しております。補助金のご相談も承ります。

ご利用希望の方は、メールにてお問合せください。

 

>ホームインスペクション業務
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>フラット35適合証明書発行
>ドローン屋根調査

この記事を書いた人

加賀谷 貴志(かがたに たかし)

 

【資格一覧】 

  • 二級建築士
  • JSHI公認ホームインスペクター
  • 既存住宅現況検査技術者
  • 耐震技術認定者

富山県を中心に住宅診断士(インスペクター)として活動しております。インスペクションの制度が世の中に広まるよう情報発信を行います。

【活動実績報告】

https://www.inspection-guide.com/

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