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配管・設備のセルフチェックポイント

今回の記事では、自分で出来る配管・設備のセルフチェックポイントを解説します。

 

【前回のブログ記事】

前回の記事では、外壁のチェックポイントを解説しました。

>インスペクターが教える家の外壁メンテナンスチェックポイント

水道メーターの確認

水道メーターは、家庭における水道使用量を図る機械です。さらに漏水をチェックする機能がついています。宅内のすべての蛇口を開けた状態では、コマ(パイロットマーク)が回転します。蛇口を締めた状態であれば、コマは動きません。水漏れが発生している場合、このコマが少しずつ回転していることがあります。水道料金が高くなったと思われたら、水道を使用していない状態で、コマの動きを確認してみてください。

  • 検針票で異常な請求が来ていないか
  • コマ(パイロットマーク)の動きを確認

給湯器の確認

給湯器は、10年以上経過すると経年劣化が進行し、配管保温材が捲れたり、ボイラー内の減圧弁・安全弁が故障し水漏れが発生する場合があります。12年~14年前後までは製造メーカーで修理可能な場合がありますが、10年を目安に交換するのが無難といえます。10年経過するといつエラーや故障が発生してもおかしくないので、定期的にチェックが必要です。

  • リモコンにエラーが発生していないか
  • ボイラー本体付近に水漏れが発生していないか
  • 配管が保温材が捲れていないか
  • 配管が錆びていないか

 

水栓の確認(水量・赤水・水漏れ)

水廻り(キッチン・浴室・洗面台)の水栓は、10年以上経過するとパッキンが劣化し、水漏れが発生する場合があります。また20年以上経過した鉄管を使用している場合は、赤水(錆び)が発生する場合があり、赤水は飲料水としては好ましくなく、一定時間通水してから家庭用として使用が可能です。ただし、赤水が発生する状態では、配管内に錆びが付着し、水量も確保しにくくなります。配管全体の取替を検討しましょう。

  • 水漏れ(吐水口・バルブ・止水栓)が発生していないか
  • 赤水の発生していないか
  • 排水のつまりはないか

最後に

住まいるオスカーでは、中古住宅売買時のサービスとして多くのメニューを用意しております。補助金のご相談も承ります。

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この記事を書いた人

加賀谷 貴志(かがたに たかし)

 

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  • 二級建築士
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  • 既存住宅現況検査技術者
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富山県を中心に住宅診断士(インスペクター)として活動しております。インスペクションの制度が世の中に広まるよう情報発信を行います。

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