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買わなきゃよかった。後悔する中古住宅購入の不具合・失敗例

今回の記事では、中古住宅購入予定者向けに、絶対にさけたい中古住宅の不具合事例をご紹介します。

購入後の雨漏りの発見

20年以上経過した中古住宅では、雨漏りの有無を購入前に確認しておきましょう。契約前に重要事項説明を受けますが、現状、雨漏りがしているか、していないか業者に確認しましょう。

 

さらに、内見時に自分の目で、雨漏りの有無を確認しましょう。

 

もし自分で、判断するのが不安な場合は、住宅診断(インスペクション)の利用を検討してください。

 

下の写真のような例は、非常に分かりにくく、売り主・不動産業者共に見落とすケースも考えられます。

 

天井と、壁の取り合いの染みには注意しましょう。

 

配管・設備の水漏れ・錆水

中古住宅の場合は、空き家の期間、電気、水道などを休止していることが多くあります。

 

電気を休止すると、給湯機などは、冬場に凍結を起こしボイラー内部で水漏れするリスクが高まります。

 

水道メーターを長期間止めると、配管内で水が滞留し配管の錆が進行することがあります。

 

内見時に、ボイラーの作動運転をし、お湯が出るか、錆水が出ないか、ボイラー周りに水漏れがないか確認をしてください。

 

さらに、水道メーターにコマ(パイロット)で水漏れの有無を確認してください。

 

>参考記事

配管-設備のセルフチェックポイント

 

シロアリが発生

シロアリは、木造住宅にとって天敵です。木材だけでなく、畳や断熱材なども食べてしまうため、絶対にさけたい事例です。

 

湿気の多い、お風呂場、洗面所、キッチン、和室の床下が一番被害多く、家の周りに木材が放置されている場合も気を付けたほうが良いです。

 

内見時に、畳がふかふかしていないか、羽アリの痕跡がないか、家の周りに残置物がないか確認をしておきましょう。

 

>参考記事

住まいの大敵!白蟻のセルフチェックポイント

中古住宅探しで気をつけるポイント

中古住宅の多くは、買取再販(リフォーム済)、個人間売買(現状渡し)です。

買取再販の場合は、売り主が不動産業者となるため、上記のような不具合が発生した場合は、不動産業者へ相談してみましょう。

 

個人間売買の場合は、契約書面にて、特約が設けられており、売り主責任を追及することが出来ないことがあります。すべては、買主が費用をかけて修理する必要があります。

 

購入者自身がチェックするのが不安の場合は、建築士へ住宅診断(インスペクション)をしてみましょう。

下の記事の中に、インスペクター検索サイトを掲載しております。

 

>参考記事

中古住宅購入者向けおすすめサイトをご紹介します

 

すでに購入してしまった方は、最寄りのリフォーム業者へ相談してみてください。

 

最後に 

住まいるオスカーでは、中古住宅売買時のサービスとして多くのメニューを用意しております。補助金のご相談も承ります。

ご利用希望の方は、メールにてお問合せください。

 

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この記事を書いた人

加賀谷 貴志(かがたに たかし)

 

【資格一覧】 

  • 二級建築士
  • JSHI公認ホームインスペクター
  • 既存住宅現況検査技術者
  • 耐震技術認定者

富山県を中心に住宅診断士(インスペクター)として活動しております。インスペクションの制度が世の中に広まるよう情報発信を行います。

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